そのほかeラーニングなど

【Web対応教育システム】
2020-2023年の科研費「Web Agent:省労力型e-learningシステムの統合開発研究」にて構想し、業者委託にてWeb化したシステム(WebAP [Web Agent Plus] )について、下記のページに掲載しています。テスト作成等が容易なLMS(学習マネジメントシステム)で、授業で御活用いただきたいシステムです。下記ページからお試しログインにより、どんなことができるものなのかを見ていただけます。これについては私の退職後も残る可能性があるため、詳細は別ページとしております。

http://webagent.japanwest.cloudapp.azure.com/WebYuKenHome


・この成果は JSPS 科研費JP20K12092 (2020-2023) の助成を受けたものです。
・この成果は代表者自らの見解等に基づくものであり、所属研究機関、資金配分 機関及び国の見解等を反映するものではありません。

【3次元仮想空間チャットシステム(3d-ies)】
 九州大学では1999年度から3年間で3次元仮想空間チャットシステムの構築とその外国語教育への応用というプロジェクトを組みました。野村総研、NRIネットワークコミュニケーションズとソニー、ソニーマーケティングが関係した大規模なものです。サーバに仮想空間を入れ、学生が各端末(同じ教室からでなくてもいい)からここに入り込んで、アバター(3Dアニメキャラクター)の姿で歩き回り、出会った人と文字ベースのチャットができるというものです。教員がランダムペアも組めますし、授業管理システムやログ解析機能も豊富です。これでどう授業を組み立て、どう成績評価するかをじっくり考えていく必要がありまして、私は。2000年度からこれを利用して授業を展開しました。2000年度後期からは北海道大学との共同実験授業が開始され、遠隔授業が実施され、2005年度まで継続しました。科研費は主にこの仕事で取得しました。2014年春に一区切りをつけるまで、15年間の研究教育実践でした。



【CALL】
 2000年に国立五大学サイバーユニバーシティプロジェクトが開始され、2003年には外国語用ラーニングマネジメントシステムの WebOCM が発表されて国立七大学外国語CU委員会が発足し、2005年にはeラーニング教育学会が創立されました。この流れの中で九州大学では、2006年度に「ぎゅっとe」を利用した英語科目を設置、1学年全員必修の科目でのCALLが始まりました。その後CALL教室が廃止され、2014年度からは授業時間帯を設定しない形での運用は始まり、2015年度には教材を九州大学の教員が中心になって開発したものに変更となりました。こうした動きのほとんどに私は関係してきており、好むと好まざるとに関わりなく、これが教員生活の多くの部分を占めるようになってきています。現在では次の世代の先生方が主体となってくださっています。